地域猫とは

全国の猫スポットで出会える猫たちは、その地域で管理された「地域猫」と、飼い主がいなく屋外で暮らす「野良猫」、飼い主はいるが屋外にいる「家猫」の大きく3種類に分類できます。

公園や森林、河川などのある特定の場所に生息する飼い主のいない猫には、「地域猫」と、俗に言う「野良猫」がいます。「野良猫」とは、野生化した猫や特定の飼い主がおらず、屋外で生活している猫を一般的にこう呼びますが、「地域猫」は、近隣住民や施設管理者の理解と協力を得て、その場所での人間との共存の認知と合意が得られている飼い主のいない猫のことです。

屋内で飼われている一般的な飼い猫には犬ような登録制度がなく、また、屋内飼育を明示する首輪などを装着することもなく、飼い主がいる屋外飼育の猫と、飼い主のいない猫との判別はつきにくいのが実態です。

全国各地には、特定の生息域で暮らしている猫たちと出会えるスポットが沢山ありますが、一部の自然界で生息する「野良猫」たちを除き、殆どの猫スポットには、餌やりや糞の始末、衛生面の管理、不妊・去勢手術を実施等、近隣住民や施設管理者と共生している「地域猫」が多く暮らしています。地域猫活動への理解とボランティアの方々への感謝の気持ちを忘れず各地へ訪れましょう。