大阪中之島美術館 SHIP’S CAT (大阪・中之島)

2021年に竣工した大阪中之島美術館前の広場にひときわ存在感を放つ高さ約3.5メートルに及ぶ巨大な猫の彫刻 SHIP’S CAT(Muse)があります。

(c) 2021 KENJI YANOBE 撮影：KENJI YANOBE Archive Project

もともとSHIP‘S CATとは、大航海時代にネズミを捕らえるハンターとして船に乗せられた猫たちのことで、同時に船員たちを疫病から守り、船員たちの心を癒す友となっていったそうです。かつて古代エジプトで繁栄した猫たちは寄港する先々で降り立ち、世界中に猫が伝播していったという興味深い歴史も持っています。大阪中之島美術館では、このSHIP’S CAT(Muse)を21世紀に羽ばたく美術館を守る猫として恒久展示しています。

この彫刻作品「シップス・キャット（SHIP’S CAT）」シリーズは、アーティストのヤノベケンジさんが2017年から制作を続けている作品シリーズで代表作の一つです。現在、企画展示会などのほか、全国各地にパブリックアートとしてシップス・キャット（SHIP’S CAT）シリーズが、企業コラボも含め常設展示されてきていますので、これらを巡るアートな旅もお薦めです。

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