住吉大社初辰まいり「招福猫」(大阪・住吉)

大阪の初詣で最も多くの参拝者を誇り、「住吉っさん」の愛称でも親しまれる住吉大社（大阪市住吉区）には、月初めの辰（たつ）の日に4つの末社を巡拝する「初辰(はったつ)まいり」という縁日があります。

巡拝ルートは、①種貸社⇒②楠珺社⇒③浅澤社⇒④大歳社となっていて、特に2番参りの楠珺社(なんくんしゃ)で「招福猫」の招き猫を授かることができます。

楠珺社は、初辰まいりの中心的な神社で「はったつさん」と呼ばれています。境内にはパワースポットにもなっている樹齢千年を超える楠(くすのき)があり、お社の中にはたくさんの招福猫がお供えされています。

この招福猫は、大中小の3つのサイズがあり、奇数月には、左手を挙げた「人招き」の小猫を、偶数月には「お金招き」の右手を挙げた小猫を授かります。4年(48か月)お参りを続けることで”初辰猫48体で始終発達(しじゅうはったつ)”となり、小猫48体と交換で約12センチの中猫を授かることができます。

さらに4年間同じパターンで中猫を授かり、12年目に(中猫2体と小猫48体で)、立派な23センチの大猫と交換できます。同じパターンで12年間お参りを繰り返すと、右手と左手を挙げたペアの大猫が揃います。ここまで24年かかる長丁場となりますが、ぜひ満願成就を目指してみたいものです。

「住吉大社」は、全国に約2300社ある住吉神社の総本社で歴史と由緒ある本宮など国宝、重要文化財が沢山あります。近隣には、広い住吉公園などもありますので一緒に訪れてみましょう。

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