一関市のJR花泉駅から1.2キロに位置する宝祥寺の脇にあった蚕養神社の跡地に、大正時代に奉納された「猫神様」が鎮座しています。

この猫神様の石像は、高さ約90センチ、横約1メートル、幅約60センチという大きなもので、猫の石像としては東日本最大級の貴重なものです。


この花泉地区では昭和の初期まで養蚕がとても盛んで、蚕養神社は羽養権現社を前身として、明治中期に創建されました。もともとの社殿は東日本大震災の影響を受けて残念ながら2012年に取り壊され、現在は、この猫神様の石像と昭和初期に奉納された少し小さな猫の石像のみが神社跡地に祀られています。

蚕養神社には石像の他にも猫の木像や彫刻などがありましたが、現在は、宮城県の村田町歴史みらい館で保管されています。
アクセス
猫神様/蚕養神社跡地 公式サイト
岩手県一関市花泉町油島穴ノ沢
JR花泉駅 から徒歩16分(約1.2km)
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