前橋の中心部、城東町の広瀬川河畔に萩原朔太郎の生家の一部を移築復元した記念館があります。萩原朔太郎は、日本近代詩の父といわれ、大正時代から昭和初期にかけて日本の近代詩をけん引した前橋出身の詩人です。
この記念館の敷地には、萩原朔太郎の生家の書斎、離れ座敷、土蔵が移築され復元されています。
萩原朔太郎の代表作には、詩集『月に吠える』に収録された「猫」や「猫町」「青猫」「猫柳」「猫の死骸」・・・といった猫を題材とした詩が多く残されています。
記念館に入ってすぐの萩原朔太郎の書斎の屋根瓦の上に2匹の黒猫のオブジェがあります。このオブジェは、同じ前橋市出身の陶芸家、林麻衣子さんの作品で2018年に製作されたものです。
左側は「悩ましい夜」、右側は「糸のような三日月」と名づけられています。猫の胴部や尾部には萩原朔太郎の詩「猫」のフレーズが彫られています。
また、敷地の一番奥に位置する土蔵の中には巨大な青猫本のオブジェも展示されています。
離れ座敷の軒下には、萩原朔太郎の詩集「月に吠える」をモチーフにした犬のオブジェがあります。こちらも同じく陶芸家、林麻衣子さんの作品です。
広瀬川を挟んだ向かい側の前橋文学館には、萩原朔太郎の歴史や書籍などの詳しい展示があります。こちらの前橋文学館の正面看板にもしっかり猫が描かれています。
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アクセス
萩原朔太郎記念館 公式サイト
群馬県前橋市城東町1-2-19
関越道前橋インターチェンジから車で約15分
JR前橋駅から徒歩約20分、上毛電鉄中央前橋駅から徒歩約5分