坪井川の西側「わが輩通り」から少しだけ路地を入った閑静な住宅地に「夏目漱石内坪井旧居」があります。夏目漱石は、第五高等学校(現在の熊本大学)の英語教師として赴任中の4年余りの間に6回転居していて、その5番目に移り住んだのがこの邸宅で「第五旧居」とも呼ばれています。
現在、漱石記念館として一般公開されています。漱石一家は熊本赴任中、最も長い1年8ヶ月間をこの邸宅で暮らしています。
広い邸宅内には、漱石の直筆の原稿用紙やレプリカ原稿、当時のの写真などが展示されていて建物や部屋のひとつひとつも当時の面影が色濃く残っています。
そんなノスタルジックな邸宅と庭園には、多くの近隣の猫たち(10匹くらい)が集まっています。ゆっくりと猫たちと戯れるのもお薦めです。
庭園には漱石の長女・筆子が生まれた際に産湯として使われた井戸がそのまま残っています。
上熊本駅から藤崎宮前駅方面へ続く道は「わが輩通り」と名付けられ、沿道近辺には「吾輩は猫である」にちなんだ猫のオブジェや夏目漱石旧居などの観光スポットが点在しています。
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アクセス
夏目漱石内坪井旧居 公式サイト
熊本県熊本市中央区内坪井町4-22
「壺井橋」バス停下車徒歩約2分、市電 「熊本城・市役所前」下車徒歩約13分