地下鉄の早稲田駅から漱石山房通りを10分ほど歩くと、閑静な住宅街の中に「吾輩は猫である」の作者として有名な夏目漱石の博物館「漱石山房記念館」があります。
夏目漱石が49歳で亡くなるまでの晩年の約9年間を過ごした早稲田南町の旧居跡に建てられており、数々の名作を世に送り出した当時の「漱石山房」も再現されています。
記念館は、有料エリアと無料エリアがあり、無料エリアだけでも十分見ごたえがあります。有料エリアでは、漱石山房の居宅再現エリアや貴重な原稿や愛用品のほか、漱石が描いた猫や親しい人たちに送った”猫の死亡通知”の手紙など猫にまつわる品々の展示もあります。
館内には、オリジナルグッズが購入できるミュージアムショップや「吾輩は猫である」に登場する”空也のもなかセット”がいただけるおしゃれなカフェ(CAFE SOSEKI)もあり、まったりとした時間を過ごすことができます。
また、漱石山房記念館と隣接して緑豊かな「漱石公園」があり、小説の中に出てくるさまざまな植物や、猫塚の石塔、戦争で焼失した母屋の基礎部分の遺構などを見ることができます。
この「猫塚」の石塔は、空襲で倒壊したものを昭和28年に復元されたものですが、「吾輩は猫である」のモデルとなった猫の13回忌に、夏目家でこれまで飼われたきた生き物の供養塔として建てられたものだそうです。
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アクセス
新宿区立漱石山房記念館 公式サイト
東京都新宿区早稲田南町7
東京メトロ東西線「早稲田駅」1番出口より徒歩約10分