東京都立川市砂川町にある「阿豆佐味天神社」(あずさみてんじんじゃ)は、1629年(寛永6年)に創建された歴史のある神社です。安産・子授けの守り神として崇められている「立川水天宮」も合祀されています。
境内には本殿のほか、多くの祭神が祀られている御社があって、その中に「蚕影神社」（こかげじんじゃ）という愛猫が行方不明になったとき、こちらの神社に祈願すると、迷子になっていた猫が戻ってくるといわれる「猫返し神社」があります。
蚕影神社は、養蚕が盛んだった時代に、蚕の天敵であるネズミを捕まえる猫を祀るために建立された神社で、狛犬の代わりに猫の石像「ただいま猫」も設置されています。
この「猫返し神社」という名前の命名者は、昭和の日本を代表するジャズピアニストの山下洋輔さんで、三十数年前、何度もいなくなった愛猫が戻ってきた自らの経験からこう名付けられました。
絵馬もかわいい三毛猫のデザインになっていて、絵馬掛所には、多くの参拝者の愛猫が無事戻ってくるよう祈願された沢山の絵馬が奉納されていました。
境内では、山下洋輔さんから奉納された雅楽「越天楽」のピアノの調べが静かに流れています。
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アクセス
阿豆佐味天神社・蚕影神社 公式サイト
東京都立川市砂川町4-1-1
JR立川駅北口より立川バス「三ツ藤」または「箱根ヶ崎駅」行きで「砂川四番」下車徒歩約1分
西武拝島線 武蔵砂川駅より徒歩約12分