東京都庁近くの新宿住友ビル(通称:三角ビル)のイベントスペース「三角広場」に太田道灌ゆかりの黒猫の「玉ちゃん像」があります。
以前はビルの屋外にありましたが、三角広場が新設された際に屋内に移設され、エントランスから入って左のサービスセンター脇に丸い玉を抱いたかわいい黒猫の玉ちゃんの石像が飾られています。
この黒猫の玉ちゃんは、同じ新宿区内の落合南長崎駅近くにある自性院(じしょういん)の太田道灌ゆかりの黒猫をモチーフに、新宿住友ビルが竣工した1974年に世界的に有名な彫刻家の流政之により制作されました。もう50年近くこの西新宿の地の変貌ぶりを見守っています。
ちなみに”恋の招き猫”として知られる、銀座四丁目の交差点の角にひっそりと佇む2体のネコ(ごろべいとのんき)の石像「コイコリン」も流政之の作品です。
玉ちゃん像の下には、由来が書かれたプレートがあり、太田道灌が戦に敗れ、命を失いそうになったとき、猫が現れて逃げ道を案内したという伝承が書かれています。玉をもっているので「たまちゃん」という名前なのかもしれません。
落合にある自性院も、大きな招き猫の石像と猫地蔵の石碑がある猫のお寺として有名なので合わせて訪れてみてはいかがでしょう。
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アクセス
玉ちゃん像 (新宿住友ビル) 三角広場公式サイト
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル三角広場
都営大江戸線「都庁前駅」直結、丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩約4分、JR「新宿駅」から徒歩約8分